サーフィンのウェットスーツ10種類を徹底解説|水温・気温別早見表と初心者が買うべき順番

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ウェットスーツって、種類が多すぎ!

この記事では、サーフィン用ウェットスーツ10種類の特徴を、水温・気温別の早見表つきで整理しました。さらに「初心者はどの順番で買えばいいのか」まで、週1サーファーのぼくの失敗談込みで解説します。読み終わるころには、自分が今なにを買うべきか迷わなくなるはずです。


まず結論:初心者は「この順番」で買えばOK

種類の解説に入る前に、いちばん知りたいところから先にお答えします。

買う順番種類理由
1枚目ジャージフルスーツ(3mm)1年でいちばん長く着られる(春・秋・初冬)
2枚目セミドライ(5/3mmなど)冬を越せるようになり、1年中海に入れる
3枚目スプリング or シーガル夏〜初秋の快適さが一気に上がる

ぼく自身、1枚目にフルスーツを選んだおかげで、4月から12月頭まで同じ1着で乗り切れました。逆に、先にスプリングを買った友人は「着られる期間が短すぎた」と後悔していました。

実践ポイント:最初の1枚で迷ったら「3mmのジャージフルスーツ」。これがサーフィン界の定番の答えです。水温・気温別の早見表【10種類ぜんぶ一覧】

水温・気温別の早見表【10種類ぜんぶ一覧】

まずは全体像です。数値はあくまで目安で、体感には個人差があります(ぼくは寒がりなので、この表より1段階あたたかい装備を選びがちです)。

種類厚さの目安水温の目安気温の目安関東での時期の目安
ラッシュガード生地のみ25℃〜25℃〜真夏
タッパー1〜3mm22〜25℃25℃〜夏の朝夕
ショートジョン2〜3mm23〜25℃25℃〜真夏
ロングジョン2〜3mm18〜25℃25℃〜夏〜初秋
スプリング2〜3mm20〜25℃25℃〜初夏・初秋
ロングスリーブスプリング2〜3mm20〜22℃18〜25℃梅雨どき・秋口
シーガル3mm18〜25℃15〜25℃5〜6月・10月ごろ
フルスーツ3mm15〜20℃15〜20℃4〜6月・10〜12月
セミドライ5/3mmなど5〜18℃3〜18℃12〜3月
ドライスーツ特殊構造〜15℃-5〜15℃厳寒期・寒冷地

同じ月でも、千葉と湘南と沖縄では水温がまったく違います。地域ごとの使い分けはウェットスーツの選び方【日本エリアごとに紹介】で詳しくまとめているので、あわせてどうぞ。


夏に着るウェットスーツ4種類

1. ラッシュガード

厳密にはウェットスーツというより「肌を守るためのウェア」です。防寒性はほぼゼロ。

それでも真夏に着る理由は3つあります。

  • 日焼け防止(真夏の海は想像の倍焼けます)
  • クラゲや岩、ボードとの接触から肌を守る
  • ワックスで胸やお腹がすれる「ワックスかぶれ」の防止

ぼくは真夏でも長袖ラッシュガード派です。一度サーフパンツだけで3時間入って、背中の皮がベロベロにむけて1週間うつ伏せで寝た経験があるからです。

実践ポイント:迷ったら半袖より長袖。日焼けのダメージは夕方以降にじわじわ効いてきます。

2. タッパー

上半身だけの薄手ウェットスーツで、下はサーフパンツと組み合わせます。厚さは1〜3mmほど。半袖・長袖・ベスト・フロントジップなどデザインも豊富です。

真夏でも、朝イチの海や日が沈みかけた時間帯は意外と冷えます。「ラッシュガードだと寒い、でもスプリングだと暑い」——その隙間を埋めてくれるのがタッパーです。

実践ポイント:夏の朝活サーファーには出番が多い1枚。車に積んでおいて、水に入って寒ければ着る、くらいの気軽な使い方が正解です。

3. ショートジョン

袖なし・ひざ上丈のオールインワンタイプ。肩まわりが完全にフリーなので、パドリングのしやすさは全種類でトップクラスです。

「腕は焼けてもいいから、とにかく漕ぎやすさ重視」という男性サーファーに人気があります。肌寒くなってきたら、上からタッパーを重ね着するという合わせ技も使えます↓

実践ポイント:体幹部が冷えなければ人間は意外と耐えられます。真夏の長時間セッションで太もも裏のワックスずれを防げるのも地味にうれしいポイント。

4. ロングジョン

ショートジョンの足が長くなった、袖なし・足首丈のタイプ。「水はまだ冷たいのに気温だけ夏」という時期に重宝します。

タッパーを上に重ねれば実質フルスーツになるので、ショートジョンよりも対応できる期間が長いのが特徴です。

実践ポイント:ロングジョン+タッパーの組み合わせは「夏の始まりと終わり」に強い布陣。1枚で2シーズン働いてくれます。


春・秋に着るウェットスーツ3種類

5. スプリング

半袖・ひざ上丈のオールインワン。「ちょっと寒くなってきたかな」という初夏や初秋にちょうどいい1枚です。

見た目がサマになるので、初心者が最初に欲しくなるのは大体コレです。ただし正直に言うと、着られる期間は意外と短い。ぼくの体感では、関東だと年間で合計2ヶ月あるかないかです。

実践ポイント:スプリングは「1枚目」ではなく「3枚目以降」の楽しみに取っておくのがおすすめ。まずはフルスーツからです。

6. ロングスリーブスプリング

スプリングの袖が長くなったタイプで、通称「ロンスプ」。腕の日焼けを防げるため、女性サーファーの着用率が高めです。

「水はぬるいけど風が冷たい」という日に強く、梅雨どきの曇り空の海では主役になります。

実践ポイント:日焼けを気にする人は、夏もあえてロンスプという選択肢があります。腕だけ真っ黒になる「サーファー焼け」を防げます。

7. シーガル

長ズボン+半袖のタイプ。「気温は上がってきたのに水温がまだ低い」という5〜6月に真価を発揮します。海水の温度は気温より1〜2ヶ月遅れで変わるので、この「ズレ」を埋める1枚です。

腕が半袖なのでパドリングが軽く、フルスーツからシーガルに替えた日は肩が羽になったような気分になります。

実践ポイント:買うなら3mmが定番。フルスーツの次に買う1枚として、スプリングと並ぶ有力候補です。


冬に着るウェットスーツ3種類

8. フルスーツ

長袖・長ズボンの、いわゆる「ザ・ウェットスーツ」。全サーファーの中でいちばん着用率が高く、初心者が最初に買うべき1枚もこれです。

  • ジャージ素材の3mm(通称ジャーフル):春・秋の定番
  • ラバー素材:風を通さないので体感がかなり暖かい
  • 3mm/5mmなど厚さのバリエーションあり

ぼくの1枚目もジャーフル3mmでした。4月の海はまだ冷たくて震えましたが、それでも「これ1着で秋まで行ける」という安心感は初心者には何より心強かったです。

実践ポイント:最初の1枚は「ジャージフルスーツの3mm」。予算に余裕が出てきたら、着心地のいいオーダーも検討の価値ありです。ウェットスーツを含めた道具全体のお金の話はサーフィンの初期費用まとめで解説しています。

9. セミドライ

冬用のウェットスーツ。首・手首・足首から水が入りにくい構造になっていて、中に入った水を体温で温めて保温します。厚さは5/3mm(体幹5mm・手足3mm)などが定番です。

ぼくはサーフィンを始めて最初の冬、セミドライを買うのをケチって12月で海から離れました。そして翌年3月、久しぶりの海でテイクオフの感覚をほぼ忘れていて愕然としました。冬の3ヶ月を休むと、上達は半年戻る——これがぼくの実感です。

実践ポイント:本気で上達したいなら、セミドライは「ぜいたく品」ではなく「投資」です。最近のセミドライは軽くて暖かく、真冬の海が意外と快適なことに驚くはずです。中に着るインナー選びも保温力を大きく左右するので、サーフィン用インナーの記事も参考にしてください。

10. ドライスーツ

水の浸入を極力ゼロに近づけた、最強の防寒装備です。東北・北海道など、真冬の水温が一桁前半になるエリアで活躍します。

注意点はひとつ。買うなら必ずカスタムオーダーにしてください。既製サイズで体に合っていないと、首や手足から水が入ってドライの意味がなくなるうえ、生地が突っ張って動きづらくなります。

実践ポイント:関東以南の平均的なサーファーには、まずセミドライで十分。ドライスーツは「寒冷地に住んでいる」「真冬に長時間入る」人向けの選択肢です。


初心者がやりがちな失敗3つ【全部ぼくがやりました】

失敗1:見た目で選んで、着られる期間が短い1枚を買う

スプリングやタッパーはおしゃれに見えますが、出番は年間数週間〜2ヶ月程度。最初の1枚に選ぶと「今日は寒くて入れない」が連発します。

失敗2:サイズを「なんとなくM」で選ぶ

ウェットスーツは服のサイズ感覚で選ぶと失敗します。ゆるいと水が入って保温力ゼロ、きついとパドリングで擦れたり可動域が狭くなったりして、体力が削られます。

試着できるならワンサイズ違いも必ず着比べて、「立って屈伸したときに膝裏・脇に大きなシワが寄らないか」をチェックしてください。

失敗3:冬装備をケチって3ヶ月のブランクを作る

上で書いたとおりです。週1サーファーにとって冬の3ヶ月=約12回分の練習。ここを休むかどうかで、翌年の春に同期と大きな差がつきます。


よくある質問

Q. 結局、年間何枚あればいい?

A. ジャーフル3mm+セミドライの2枚があれば、関東なら1年中入れます。快適さを求めるなら3枚目にシーガルかスプリングを。セミドライで寒い場合は、グローブ、ブーツ、ドライスーツを検討しましょう。

Q. 最初はレンタルでもいい?

A. スクール数回まではレンタルでOK。ただし月2回以上行くようになったら、自分の1枚を買ったほうが安く済みます。

Q. 水温や気温はどこで調べればいい?

A. 波情報アプリやサーフショップのSNSで、ポイントごとの水温が確認できます。「今日の◯◯(ポイント名)は何を着ているか」はショップのブログやSNSの写真、現地のライブカメラが最高のカンニングペーパーです。


まとめ:まずは1枚、フルスーツから

状況選ぶべき1枚
これからサーフィンを始めるジャージフルスーツ3mm
冬も続けたいセミドライ(5/3mmなど)
夏を快適にしたいタッパー or ロングジョン
春秋をおしゃれにスプリング/シーガル
寒冷地・厳寒期ドライスーツ(必ずオーダー)

ウェットスーツの種類が多いのは、それだけ日本の海の表情が豊かだからです。1枚ずつ買い足すたびに入れる季節が広がっていくのは、サーフィンの隠れた楽しみのひとつ。

まずはフルスーツを1枚。そこから、あなたの海のカレンダーを少しずつ埋めていきましょう。

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