真栄田岬(まえだみさき)といえば「青の洞窟」です。波のない日は、駐車場がダイビングショップの車でいっぱいになり、海へ降りる階段にはウェットスーツ姿の人が並びます。
その同じ駐車場から歩いて行ける場所に、サーフポイントがあります。ぼくの経験では、沖縄本島のメジャーなポイントの中で、いちばん掘れた波が立つ場所です。そして、サーフィンのあとに温水シャワーを浴びられる、沖縄では数少ないポイントでもあります。
ぼくは沖縄に住んでいて、一年中サーフィンをしています。この記事では、真栄田の波が立つ条件、駐車場、少し変わった海までの行き方、そして「ここで覚えようとしないほうがいい理由」をまとめます。
真栄田ポイントの基本情報

場所と呼び方
真栄田岬は、恩納村(おんなそん)の西海岸にあります。那覇空港からは車で約1時間。砂辺からは、海沿いを北へ30分ほどです。
サーファーは「真栄田ポイント」と呼びます。ダイビングで有名な青の洞窟と同じ岬ですが、場所は別です。

- ダイビングのポイント。 岬の駐車場から階段を降りた先にあります。
- サーフポイント。 岬の南西にある小さなビーチから海に入ります。Googleマップでは「裏真栄田ビーチ」と表示されています。
つまり、ダイバーと同じ駐車場に停めて、別の方向へ歩くことになります。
波が立つ条件

真栄田は、うねり・風・潮の3つがそろって、はじめてサーフィンできます。
うねりと風
- 北からのうねり。 このポイントが反応するうねりです。
- 南東の風。 ここではオフショアになり、波の面をきれいにしてくれます。
- 砂辺が小さい日に、波があることが多い。 砂辺をチェックして小さすぎたら、次に見るのがここです。
北うねりが入るのは、おもに寒い時期です。砂辺と同じ季節ですね。ただ、冬のふだんの風は北風で、ここには合いません。狙い目は、うねりが残っているうちに、風が南東に変わった日です。
潮

基本は沖縄のほかのポイントと同じです。入れるのは満潮の前後2時間ほどで、目安は那覇のタイドグラフで潮位120cm以上。
真栄田は波が掘れるので、潮はほかのポイント以上に大事です。満潮でも潮位が低い日は、いちばん潮が高い時間でもリーフの上の水が足りません。そういう日は、別のポイントに行きましょう。
波の特徴

- 掘れる。 沖縄本島のメジャーなポイントの中で、いちばん掘れる波です。
- クセが強い。 波が急に立ち上がって、一気に掘れます。砂辺とくらべると、立つまでに使える時間が短いです。
- 流れがある。 この海岸は横に水が動いていて、日によってはかなり速くなります。岬付近は離岸流が強いことでも有名で、釣り人なども注意が必要です。
- 波が割れるのはリーフの上。 砂浜から歩いて入れますが、サーフィンする場所の下はリーフです。初心者はブーツを履いてください。

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どんな人に向いている?

真栄田は中級者以上のポイントです。テイクオフが速く、流れもあるので、サーフィンを覚える場所には向きません。
それでも入ってみたいなら、波が小さくて、満潮の潮位が高い日にインサイドで練習することができます。潮が浅い日は、入らないでください。最初のうちは、砂辺のコーナーポイントのほうがずっと向いています。砂辺(宮城海岸)サーフィンガイドで紹介しています。
駐車場からビーチまでの行き方
初めての人が迷うのが、ここです。ビーチまで車で行くことはできません。近くの道路に停めるのもやめてください。

駐車場について
- 1時間100円。 シャワーつきのサーフポイントとしては、かなり安いです。
- 現金のみ。 100円玉を用意してください。公式の英語ページには、2千円札・5千円札・1万円札は使えないと書かれています。
- 朝7時から。 4月〜11月は19時まで、12月〜3月は18時までです。夜明けと同時に入ることはできません。閉まる時間までに車を出しましょう。
- 路上駐車はしない。 周辺のビーチに行く人も駐車場を使うよう、地元から呼びかけられています。道路に停めると、農作業の車の邪魔になります。
- 1月1日〜3日は休み。 台風のときも閉まることがあります。
料金と時間は、2026年時点の公式サイトの情報です。変わることがあるので、行く前に真栄田岬の施設案内を確認してください。
シャワーと施設のルール

サーフィンのあとに温水シャワーを浴びられるポイントは、沖縄ではめずらしいです。真栄田にはそれがあります。
- 温水シャワーは200円で2分。 思っているより多めに小銭を持って行きましょう。
- コインロッカーは100円。 シャワー室の中にあり、更衣室もあります。
- シャワー室は7時から18時30分まで。 12月〜3月は18時までです。
- 16時30分〜17時30分は清掃で使えません。 この時間を避けて予定を組みます。
- 閉まる前に荷物を出す。 シャワー室が閉まると、ロッカーの荷物を取り出せなくなります。
サーファーがやってしまいがちな禁止事項もあります。
- 駐車場に、ボードや道具をおいて、他の車両の駐車を妨げること。ダイビングで人気のため、混雑時は特に気をつけましょう。
- 駐車場でパラソルやビーチチェアを広げること。 敷地内でのバーベキューも禁止です。
波がない日は、青の洞窟へ

サーファーが待っているうねりは、青の洞窟を閉めてしまううねりでもあります。海が穏やかな日の真栄田岬は、ダイバーとシュノーケルの人たちの場所です。その日は、仲間に入れてもらいましょう。
- マスクとシュノーケルを持って行く。 ここの魚は、びっくりするほど近くまで寄ってきます。
- 青の洞窟へは、岬の階段から。 海が荒れると階段は閉まります。
- 先に遊泳可否を確認する。 真栄田岬の「本日の海況」ページに、今の状況とライブカメラがあります。
- シュノーケリングではライフジャケットか浮力帯を。 公式サイトは、必ず着けるよう求めています。着けていない人も見かけますが、初めてなら着けてください。
- 海水浴場ではありません。 公式サイトも、潮の流れが速く、特に干潮・満潮のときは注意が必要だと呼びかけています。
初めて行くなら、ガイドつきのシュノーケルかダイビングのツアーがオススメです。ガイドは、入る場所も、洞窟も、流れも知っています。遊泳状況の調べ方やツアーの選び方は青の洞窟の記事にまとめています。

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波のある日でも、岬には10分だけ寄ってみてください。東シナ海を見下ろす展望台があり、軽食のお店ではタコライスやポーク玉子おにぎり、ブルーシールのアイスが買えます。2月から3月末ごろは、沖にザトウクジラが見えることもあります。
入らないほうがいい日

- 潮が浅い日。 浅いリーフの上で掘れる波は、ケガのもとです。
- 流れが強い日。 その場にとどまるためだけにパドルしているなら、上がりましょう。
- 台風のうねりが入った日。 あっという間にハードな波になります。台風スウェルでサーフィンするときの注意点も読んでみてください。
- 初心者のうち。 見学して、波のない日にシュノーケルを楽しんで、サーフィンは砂辺でしましょう。
まとめ:北うねりと南東の風、そして100円玉

真栄田岬には、恩納村まで車を走らせる理由が2つあります。北うねりと南東の風の日はボードを。波のない日はシュノーケルを。どちらの日も、100円玉を忘れずに持って行ってください。
その日どの海岸に行くかを決めるのに使っているアプリは無料の波情報アプリの記事で、ほかのポイントは沖縄のメジャーなサーフポイント紹介で紹介しています。


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